なかむらたかし監督『ブブとブブリーナ』感想
今回ご紹介するアニメは「ブブとブブリーナ」。
その原案・脚本のなかむらたかし監督は・・・
風の谷のナウシカ (原画、王蟲暴走と後半の空中戦闘、1984年)。
AKIRA (作画監督、1988年)
パルムの樹 (監督・原作・脚本、2002年)
ファンタジックチルドレン (監督・原作・脚本・キャラクターデザイン、2004年)なども担当されました。
特にナウシカの空中戦闘シーンとか胸熱ですね。
AKIRAも世界規模で話題になりました。
ではアニメーション見本市を見ていきましょう!
カラフルな色鉛筆風のタッチの街をブブとブブリーナが歩きます!
BGMがトランペットなのでウキウキ感のあります。((o(´∀`)o))ワクワク
小さなブブが風船を出しながら赤い実まで空中浮遊!
まるで絵本の世界ですね!
「なんだリンゴか。」
まさかの林原めぐみさんの一人三役の声です。
黒パンツのブブリーナが赤い靴を履かせてもらいます。
しかし呪いのアイテムだったようで大暴走!!
ブブの風船人形で止めに入りますが太刀打ちできず!
青い肌の美少女となって完全体に!
「わたしはオードリー。ダンサー。」
しかしリサイタルの前に日に死んだ霊のようです。
すぐに話さず回転シーンで間をとって観客の心をつかむ演出もしっかりしてます。
新キャラの登場シーンも多いので次から次にポンっと出すと視聴者が何に注目すればいいのか分からなくなるので
こういう間の取り方は大事ですね。
アニメの全体も寒色となって凍りつくような女の子の寒々しさを表現しています。
くーるくる!
観客の風船人形を出したブブ。
全身表現が多いので、長い手足で見栄えを良くしてるようです。
満足した美少女オードリーの霊は成仏します。
月に顔はあったり、やや児童向けな絵本アニメという感じでしたが面白かったですね。
とくに風船人形は物語上柔軟性があって何が飛び出すかわからないワクワク感があります。
キャラデザ的には萌え系デザインに慣れちゃってるので初め見たときは「え?」とは思いましたが
不思議な世界観にはマッチしてますね
さらに正面からの演劇みたいな視点が多く、劇場に来たかのような感覚は新鮮でした。