進撃の巨人The Final Season 完結編(後編) 第5話最終回『斬首されたエレン!』感想
すべては進撃の巨人の予知した未来を回避するため。
そしてコードギアスのように悪はエレン・イェーガーが背負って敗れ、ミカサたちは英雄として君臨する。
ダークサイドに堕ちたと思われたエレンの計画でした。
ユミル・フリッツは二千年間の従順に従い続けた理由・それがフリッツ王に対する愛。
しかし我が奴隷ユミルとして見られていた事実が悲しいところです。
「それが勲章授与式で見た未来。」
エレンの物語の分岐点でもあります。
精神世界のなかで俯瞰して思い起こします。
アルミン・アルレルトの怒りのパンチ!!
ずっと過保護系ヒロインとして優しかったミカサをないがしろにしました!!
(●`ε´●)
「いやだ!ミカサに男ができるなんて・・・!!!」
なんと涙のエレン・イェーガーはNTR耐性がない!!
「人類の8割を踏み殺した。」
自給自足で精一杯の文明レベルに落ちたのでパラディ島への報復はないでしょう。
核兵器には劣るものの巨人は脅威になります。
なので血の海ができるまで、反撃できない人類の消耗が必要だったわけです。
「ありがとう。ボクに壁の向こう側を見せてくれて・・・。」
「思い出した。」
そこには斬首されたエレン・イェーガー 。
愛するミカサ・アッカーマンの手で。
巨人の力が、この世から消えます。
「よう、お前ら、見ていてくれたか。」
これが心臓を捧げたラスト。
調査兵団の長い旅が終わります。
「もう鎧の巨人じゃないみたいだ。」
ついにライナー・ブラウンが重い鎧から解放されます。
いま思えば人格障害になるほど人生を狂わされた一人です。
「証明してくれ、巨人か、人か。」
スラトア要塞で飛行船を指揮するミュラー長官が銃を向けます。
巨人化せずに無抵抗であること、アルミン・アルレルトはそれが証明だと言います。
「巨人がいなくなっても争いはなくならない。」
クリスタ・レンズはそう語ります。
天と地の戦いから3年後のエピローグでは、生き残ったアルミンらと共に連合国大使としてパラディ島に向かいます。
和平交渉です!
かつての人類最強であるリヴァイも義眼になって車椅子生活です。
「ううっ。」
最終回なのにミカサの涙。
エレンも墓の下なのでハッピーエンドとは言えないでしょう!
しかし残酷もまた一つの現実として進撃の巨人らしいラストでもあります!!
さて最近では異世界チートモノが流行ってますね。
不安要素が少なくて主人公は最強、そして仲間も血濡れになることもないアニメです。
それとは逆に思い通りにならない世界の過酷さ、残酷さのある進撃の巨人。
そんな世界であがく人間をみごとに描いた名作だったと思います。