日本アニメ(ーター)見本市『そこからの明日。』感想<林明美監督>
今回もショートアニメの見本市、期待の新人やベテランが
入念に仕上げるアニメ作品の時間がやって来ました!
見せてもらいましょう!ジャパニメーションの本気とやらを!
本編を見る方はこちら↓
傘立てに傘一つ。
同居人もなく孤独を現すのでしょうか?
バイトで大変な夢追い人でしょうか?
ミュージックビデオな印象があります。
迷い込んだお菓子の家。
まるで夢の中みたいですね。
遠い夢を乗せた紙ヒコーキを掴みとるような仕草をします。
監督は林明美、イメージボードは品川宏樹、音楽はAvaivartika。
林明美監督とは・・・
代々木アニメーション学院を卒業後、ゆめ太カンパニーに入社し、『お〜い!竜馬』でアニメーターデビューを果たす。1996年にフリーランスとなってからは『フルーツバスケット』『PEACE MAKER鐵』などの作品でキャラクターデザインを手がけるようにもなった。
2000年代に入ってからはガイナックスに所属し、同社作品に原画・作画監督などの役職で携わる。2007年に放送された「アニ*クリ15」ではアーティストのI’s CUBEとタッグを組み、自身の初監督作品として『ナミダの向こう・・』という約1分間のショートアニメを制作した。
アニメ雑誌「アニメディア」に掲載されたキャラクターデザイナー(『PEACE MAKER鐵』)インタビュー記事では、「演出・作画の両面で仕事ができるような人になりたい」と話し、その例として平松禎史を挙げていた。
女の子を描くのが好きであり、過去に携わった作品の幾つか(『ナースエンジェルりりかSOS』『少女革命ウテナ』など)は女の子が主人公である。日本のアニメーションにおける女性作画陣の代表的な人物として有名、描画の際の線はとても美麗であり、国外にもファンがいるという。
アニメ演出家の大地丙太郎・宮崎なぎさとは交友がある。ごくまれに、アニメーターの小林明美と間違われることがある。
(WIKIより)
大ベテランの方ですね。
面白いです。
生き生きとした音楽がPVのように女の子の物語に彩りを与えています。
夢のために生きて、生きるために夢見る。最後の「おはようございます!」の唯一のセリフ有りで
いい味を出してますね。
虹や飛行機が表すのは『手の届かない遠さ』でしょうか。しかし追い求めて手を伸ばす前向きな彼女が良かったです。
僕としては後半の『転』の部分。OPのように走る映像でなく、せっかくお菓子の家など非現実的で
せっかく心象表現ができるシーンに映ったので華やかな夢を表現してもいい気がします。
虚無で圧迫された毎日からの解放、のような感じで。
短いながらも完成された『作品』なので視聴意欲が湧きますね。