日本アニメ(ーター)見本市『Carnage』の感想<本間晃監督>
さて屈指のアニメーターそろった第四話の作品『Carnage』!
いきなり美少女の尻!しかも乳首も描写!
しかし隻腕の女です!
まるで画用紙にクレヨンで描いたかのような『グレンラガン』でお馴染みトリガーが好みそうなタッチです。
昔の映写機のようなノイズ入りとなってます。斬新。
左腕を切断され父親と思しき男性を殺されます。
そして父と腕を失くした野蛮人の一人はいま神父(牧師?)をやってます。
あっさりと殺されます。
おそらく隻腕の女VS隻眼の男という展開でしょう。
ん!?終わりました!?
エンディングクレジットが流れ続きはウェブで!と言わんがばかり!
しかしこれが本作品の全編です!
テーマは復讐の虚しさのようなモノでしょうか。
あきらか改心して真っ当な人間として生きる神父と
金髪の可愛い子供を愛してやまないパパに復讐して
あとに悲しさが予想されます。
最後に描かれた死神の絵画は隻眼の男の死と、
隻腕の女の人間としての終わりを意味してるのかもしれません。
奥深い。
さて本間 晃(ほんま あきら)は、日本のアニメーター。
マッドハウス出身。日本アニメーター・演出協会理事。
『BLACK LAGOON』第9話の打ち合いのシーンの原画で注目をあびる。『ケモノヅメ』第5話で初作画監督。第10話では3人原画のうちの1人をつとめる。
仕事
BLACK LAGOON (2006年) – 原画(6話・8話・9話)
ケモノヅメ (2006年) – 作画監督(5話)、原画(1話・2話・3話・5話・6話・10話・13話)
電脳コイル (2007年) – 作画監督(19話・24話)、原画(OP・15話・16話・17話・18話・22話・23話・24話・25話・26話)
カイバ (2008年) – 作画監督(2話)、原画(7話)
亡念のザムド (2009年) – 原画(11話)
うさぎドロップ (2011年) – 作画監督協力(10話)、原画(4話・5話・6.5話・7話・10話)
あと劇場版アニメも・・・
パプリカ (2006年) – 動画
スカイ・クロラ (2008年) – 原画
鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 (2011年) – 第二原画
ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜 (2012年) – 原画
ももへの手紙 (2012年) – 作画監督補佐・原画
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q (2012年) – 原画
ハル (2013年) – 原画
思い出のマーニー (2014年) – 原画
俺としては劇場版アニメのほうに注目人気作が多いと思ってます。
作品の内容と画風がマッチしていて良かったのですが、
ただ今回の作品は最後まで・・・もしくは神父との決着をメインにする形にしてほしかったですね。
まぁあえて持ち味である撃ち合いにしなかったのは神父が無抵抗に死を受け入れた贖罪を表現したのでしょう。。
ただ・・・心理描写が大半なので文章なら様になってたかもしれませんが動きに欠け絵としては地味さが残りました。