ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第1話『エメラルドのブローチ。』感想

「「愛してる」と自動手記人形」

「少佐の瞳があります。」
ハンターハンターのクルタ族の目のように販売されてるわけではなく
同じ瞳の色の宝石が売られているだけです。
しかし何か思うことでもあるのか少佐の目には悲しみの色が浮かびます。
彼はライデンシャフトリヒ国に陸軍少佐・ギルベルト・ブーゲンビリア。
いま細かい描写とともに鳥肌モノの物語が始まる予感です。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、暁佳奈による日本のライトノベル。イラストは高瀬亜貴子が手掛けている。 KAエスマ文庫より刊行された。「自動手記人形」と呼ばれる代筆屋の少女を中心に繰り広げられる群像劇。第5回京都アニメーション大賞大賞受賞作であり、京都アニメーション大賞史上初の大賞受賞作である。
（WIKIより）
今期最大の神作品になるかもしれません！！

「その少女の存在はひそかに隠されていた。」
疲れた顔の軍人・クラウディア・ホッジンズが訪ねにきます。
さまざまな戦場を経験して心をすり減らしたのかもしれません。
ヴァイオレット「生きていらっしゃるのですか？少佐は・・・」
言葉を濁すあたりギルベルト・ブーゲンビリアは戦死かもしれません。

「エメラルドのブローチは！？」

ギルベルト・ブーゲンビリアからもらったエメラルドのブローチ。

冒頭に売っていた瞳の色と同じ宝石でしょう。
「では子犬を。」
ヴァイオレットは『ギルベルトの犬』として犬のぬいぐるみを頂きます。

ギルベルト「きみは、生きて、自由になりなさい。」

「よく来たわね。」

ライデンシャフトリヒの首都ライデンへ。

そこには新しい身元引受人がいます。
新しい生活へ。
「無理しなくていいのよ。」
お茶で濡れた手には機械人形の証、美少女には似合わない機械の手です。
うまく操作できないらしく治療でなく修理かもしれません。

「ギルベルト少佐は・・・どうしてここに置くのですか！？」
戦争が終わり武器としての役割もこなせないヴァイオレット・エヴァーガーデン。
廃棄処分にはなりませんが居場所もありません。
「社長かな？」

クラウディア・ホッジンズはCH郵便社の社長となってます。

「命令だ。」
ベネディクト・ブルーといっしょにポストマンとして働くことに！

なんと着替え始めたヴァイオレット・エヴァーガーデンの下乳がエロい！

京都アニメーションにあるまじきレアシーンです！！
(;´Д｀)ﾊｧﾊｧGIFアニメ付き！

「そこの棚にいれるんだ。」
まぁお国柄、年賀状はないでしょうからブラック企業ではなさそうです。
次は配達です。

「なにやってるの！」
夜間配達までこなすヴァイオレットは真面目です。
気の優しいクラウディア・ホッジンズが夕食まで奢ってくれます。

「逃げて、自由に生きろと。」

それがギルベルト・ブーゲンビリアからの最後の命令。

きっと最期になった命令でもあるでしょう。
いつかヴァイオレットの心は火傷だらけと気づくことになります。
クラウディアからそう語られます。

「代筆を頼みたいんだけど。」
田舎にいる幼なじみにラブレターを作ります。
お仕事の依頼です！
「きみのことを愛してる、でよろしいでしょうか？」

なんとヴァイオレットはタイプライターの仕事を希望！

ギルベルト少佐の最後の言葉『愛してる』の意味を知るために！
きっと最後は愛するヴァイオレットを逃がすために・・・

「ぜったい少佐を死なせません！！」
機械人形とは思えない意志の強さと目に浮かぶ涙。
ヴァイオレットもまたギルベルト少佐を愛していたのでしょう。

さて劇場版のショートアニメのような出来栄えです。
戦場によって心をすり減らして削られた二人ですが
それゆえにエメラルドの宝石のように磨かれて美しい輝きを放ってるように感じます。
おそらくは手紙を通して、贈りたい意思を、だれかの心を理解して
いずれ愛する意味を知ることになるのでしょう。
失ったギルベルトの少佐と同じ瞳の色のエメラルドを再び見つけるときこそ奇跡が起こるかもしれません。
喪失していた『何か』を確認するかもしれません。

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