寄生獣セイの格率　第２２話『ミギーと感動のお別れと美津代のナタ！』感想

公開日： 2015/03/16 : 寄生獣アニメ感想, 寄生獣

『静と醒』

「逃走開始だ！」
ヒロインの村野里美と結ばれて朝チュンの直後！
まったく空気を読めない後藤が殺しにやって来ます！
しかし運転をマスターしてる秀才のミギーが藤原豆腐店もびっくりなドライビングテクニックで
車ごとぶつけます！
「逃げよう！」
まだターミネーターのように追いかけてくる寄生生物複合体！

「殺されるのはだれでも怖い。私だってそうだ。」
パニックになった胸に手を置いて深呼吸する泉新一。
いつものように冷静になります。
ミギー「戦は戦力より勝機だよ。」
なんと第一話のように分業、でありながら分離しての分業！
探知できない泉新一はステルス性能があります！暗殺向き！

半硬質化された寄生細胞でプロテクトされた後藤の『鎧のスキマ』。

しかし見分けがつかないので攻撃目標を変えます。
頭。統制のとる頭こそがーーーー弱点！
ミギー「意識がぼんやりしてきた。」

ミギー（新一の声）「いまだ！」
そのとき後藤の足に突き刺さる火のついた槍！
表面はギョっとして火から逃げる本能的回避運動で足を崩します！
ミギーが首を一刀両断・・・にはならず！
まさに首の皮一枚という状態で復帰を果たします！
最強の後藤は伊達じゃありません！

ミギー「二人とも死ぬことはない！早く行け！」
さよならシンイチ、これでお別れだ。一番最初に君に出会って、君の脳を奪わなくてよかったよ。おかげで友達として色々な楽しい思い出を。意識が薄れいていく、妙に重い。それなのに孤独感とくっきりと大きく・・・これが死か。
自分以外の命なんてどうでもいいって言っていたミギーが。昆虫のように冷めてると言われてたミギーが。

泉新一を守るために自己犠牲！

｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

「大丈夫です。」

ミギーと右腕を失った水泥棒の泉新一。

悲しむの冷めぬうちに老婆の美津代に治療してもらいます。
初めての左手でご飯。
「泊まって行きなさいよ。」

美津代と買い物デート！

右腕を失ったショックでしょうか、マダムキラーならぬシニアキラーです！
ゴミの不法投棄！
しかもガスに引火してボヤ騒ぎになるそうです。
そのまま数日が過ぎて・・・・
アイツ（ミギー）こそ本当のヒーローだ！
帰ったらミギーに関する全てを聞かせようと心に決めます。

「そいつ生きてるよ。」
夢の中のミギーが自分は生きてると爆弾発言！
しかも右腕に残された細胞が眼球を作ります。

「今度は殺人だ！」
なんと後藤が山中で狩りをしてます！

ミンチ殺人！

「猟銃じゃあアイツを倒せない！」

「逃げればいいじゃない。自分一人でも生きるために逃げる。」
「俺の命を使わなければならないんだ！！」
それでも泉新一は行くしかありません。

「臨機応変にね。」

泉新一は美津代の錆びついたナタを装備します。

自衛隊の最新の銃でも敵わなかったのに錆びたナタです！！
ラスボス相手にはひのきの棒レベルでしょう。

さて原作コミックと違って美津代シーンは省略されてましたね。
まず本当は『私は襲ってくれても構わないけどね』という感じの攻略ヒロイン下ネタトークがありました。
また泉新一が鋭敏な感覚を披露する、部屋に入ってきた蚊をすべて掴みとる一芸がカットされてます。
おそらく物語のシリアスさを崩さぬようミギーを失った余韻が残るようにしたのでしょう。
あとミギー！
原作で大泣きした感動のお別れシーンでした！
ともに事件を乗り越えて、種を超えて友達になっていく過程。
今なら赤ん坊のために死んだ田宮良子の気持ちをミギーならわかるのでしょう。